北海道民が教える雪道を安全に運転する8つのコツ

雪道の運転はいろいろと勝手が違うもの。でも自分で運転できれば行動範囲はぐっと広がります!北海道きっての豪雪地帯、ニセコ在住のスタッフが冬の雪道を安全に運転するコツをお伝えします。

雪のヒラフ坂を下る自動車たち
雪のヒラフ坂

 

1. 四駆&スタッドレスタイヤはマスト

冬タイヤ
タイヤはもちろんスタッドレス!

 

氷点下の日が続く冬の北海道では凍結して道路がつるつるの状態になっています。リスクをできるだけ小さくするためにも、車は北海道の運転に適したものを選びましょう。

凍った道路でも滑らないためにはタイヤはスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)が必須です。四輪駆動の車なら、でこぼこな雪道も安心。また、2駆よりもグリップがきくので坂道でも滑りにくくなります。札幌などの都市部の運転だけなら2駆でも問題ないと聞くこともありますが、冬のニセコを運転するなら4駆でないと厳しいです。

 

2. 寒冷地仕様の車を選ぶ

寒さのせいでバッテリーが上がってしまうことも多い北海道の冬。寒冷地仕様車はバッテリーや暖房まわりがパワフルな仕様になっているので安心です。最近では車種全体のスペックを上げて寒冷地仕様の区別を設けていない車種も増えましたが、本州から冬の北海道に車を持ち込むなら一度車屋さんに相談してみるといいと思います。道内でレンタカーを借る場合は、しっかり北海道仕様のになった車を貸してくれます。

 

3. 出発前の雪かきは手を抜かない

ニセコで雪に埋もれた車
駐車場にも容赦なく降り積もるニセコの雪

 

ひと滑りしている間にも、夜に家で休んでいる間にも、屋根のない場所に駐車していると雪は車の上や周りにどんどん降り積もっていきます。世界中のスキーヤーを魅了するパウダーの聖地ニセコ。安全に出発するためには雪かきがかかせません。

まずは車のドア付近の雪をはらってエンジンをかけ、風向きを窓に向けて暖房をつけましょう。これでバリバリに凍ったフロントガラスの氷が融け、除雪がしやすくなります。屋根から順番にホームセンターなどで売っている車の除雪用のブラシを使って車に着いた雪を落としていきます。特に屋根の雪はしっかり下ろしておかないと、下り坂や急ブレーキをかけたときにフロントガラスの上にざざーっと落ちてきてしまうので、ワイパーが壊れたり、事故の原因になります。

車の雪が落ちたら今度は車の周りに積もった雪をどかします。特に車高の低い車は丁寧に除雪しないと雪に引っかかってはまったりして車がうまく出せなくなってしまいます。ニセコでエクストレイルジムニーハスラーランドクルーザーなど車高が高い車をよく見かけるのは、アウトドア好きな人が多いだけでなく多少の雪なら雪かきをしなくても車を出せるから、という理由もあるのかもしれません(笑)

軽いポリカーボネート製やバックカントリー用の小さなシャベルを車の後ろに積んでおくととっても便利です。

車を停めるときは、氷によるワイパーへのダメージを防ぐためにワイパーは立てておきましょう。

 

4. 暖房は窓の雪を溶かすためにつける

雪が降る中で運転していると、どんどんフロントガラスに雪が積もり、凍って固まっていってしまってワイパーでは取れなくなってしまいます。体を温めるのはもちろんですが、それ以上に窓に凍り付く雪を溶かし続けるために暖房はつける必要があります。特に雪の多い日は窓に向かって全力で温風を吹き付けるようにしてください。

 

5. 雪の日は昼でもランプをつけて走る

雪の中での運転
ランプがついていないと雪のせいで後続車や対向車から見えないことも
写真:Unsplashより(ニセコの写真ではありません)

 

冬の北海道では視界が悪くなるほどの量の雪が降ることもしばしば。そんな時は昼間でもランプをつけて運転すれば、対向車や後続車からも見つけてもらいやすくなり追突など事故のリスクを減らすことができます。また、さらさらと乾いて軽い雪質の北海道では、晴れた日でも地吹雪といって道のわきに積もっている雪が風で舞い上がり、視界が真っ白になることがしばしばあります(ホワイトアウト)。そんな時もランプはつけて運転したほうがいいでしょう。

また、雪の中では車の色は濃いほうが目立つので見つけてもらいやすくなります。

 

6. 急ブレーキ&急ハンドルは厳禁

凍った道で急な操作をすると車がすべったり、アクション映画のようにくるくるとスピンしたりします!

アクセルを踏むときも、ブレーキを踏むときも、じわっと優しく踏むのが安全運転のコツ。車が意に反して滑ってしまった時も急ブレーキを踏むのは逆効果だと北海道の教習所では教わります。一番いいのはスピードを出しすぎないこと。凍った道路では乾いた道路と比べ減速するのに時間がかかる上、車体のコントロールもきかなくなり危険です。

長く続く坂道などはブレーキではなくギアを使って減速すると滑りにくく便利です。

 

7. 保険には絶対入っておいたほうがいい

北海道の冬の道路は夏よりも事故が起きやすく、何が起こるかわかりません。とても残念なことですが、交通ルールをすべて守って運転していても車が勝手に滑ってしまったり、また滑ってきた車にぶつけられてしまったりして事故に巻き込まれることも多々あります。事故にあっても保証されるように保険にはしっかり加入して運転することをおすすめします。

 

8. 自信がなければ運転しない

事故を起こしたり巻き込まれれば旅行も台無しになり、時には取り返しのつかない結果になることもあります。

幸いなことに冬のニセコはリゾート間を結ぶシャトルバスもあり、タクシーもたくさん走っています。運転に自信がなかったり、自信があっても吹雪の日など運転の難易度の高い日は危険を冒してまで無理に運転する必要はありません。無料のHANAZONOシャトルバスならヒラフ地区とHANAZONOリゾートまでの移動が楽々です。

3月になれば降雪量も減り、道路の雪も融けていることが多くなってくるので運転はかなり楽になります。ただし、道路の両脇には渦高く積もった雪の壁がありますので、カーブでの出会いがしらの事故には十分気をつけてください。

 

 

 

 

 

 

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